電通イージス・ネットワーク社、「デジタル社会指標2020」を発表
株式会社電通グループの子会社で海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社(Dentsu Aegis Network Ltd.)が、世界22カ国・地域の32,000人以上を対象に、コロナ禍におけるデジタル化進展とそれに対する意識を調査したレポートです。
人々がパンデミックの下でテクノロジーに対して持つ意識を「表層的」に掬い取った感は強いですが、タイムリーでもあります。
Eコマースの当面のマーケティングには金木ありませんが、要約に出ている次の点は参考になるかも知れません。
https://www.minyu-net.com/prwire/PR202007071776.php
■日本に関する主なポイント
・日本ではポジティブ・ネガティブいずれの質問項目においても、数値の低い結果が出ており、社会におけるテクノロジーの関わり・役割については「意識・関心が低い」ことが分かりました。
・例えば、新興国ではデジタルソリューションやオンライン化の進展により、職業や教育面においても恩恵がありましたが、上述のとおり、日本では12%に留まっています。
・デジタルテクノロジーを精神的・身体的な健康管理のために活用している度合いは、新興国では高い数値となりましたが、日本は最も低く7%となっています。
・企業への期待では、日本は48%とデンマーク45%に次いで世界で2番目に低い結果となっています。
世界22カ国の約57%の人々が「テクノロジーの変化が速すぎる」と感じていることに関しては、日本は約44%と世界平均を大きく下回っています。
・また、新興国ではテクノロジーが役立った一方、テクノロジーに対して否定的な見方をする人々が多いことも分かりましたが、日本では否定的な見方は31%と相対的には低く出ています。
レポートはこちらからダウンロードが可能です。
https://www.dentsuaegisnetwork.com/uk/en/reports/our_thinking__techlash_or_techlove_b5ce3a6