2019年の国内EC市場(BtoC)は10.4兆円 前年比7.65%増

 

 

 

経済産業省から昨年度のEC市場調査の結果が発表されました。

https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003.html

2019年のEC市場は、BtoCで19.4兆円(前年比7.65%)、BtoBでは353兆円(同2.5%)と、引き続き成長市場分野であることが確認されました。EC化率がBtoCで6.7%、BtoBで31.7%ですからどちらもまだ伸びしろが大きく、コロナの影響もあり、今年2020年はさらに市場が拡大することは明らかです。

その中で富士経済が国内通販・EC市場の成長予測を発表していますが、これによると2020年は通販全体で12兆4196億円(経産省とは計算のベースが違うようです)、前年比106.6%と発表していますが、この数字はずいぶん低い印象を得ます。コロナを織り込んでいないようの思いますね。

富士経済EC市場調査 https://eczine.jp/news/detail/8148

経産省の調査にはCtoC市場もあり、こちらは 1兆7407億円、前年比9.5%でした。BtoC市場の1割弱の規模ですが、成長率は2%近く上回っています。

調査結果を見て、個人的にはEC化率がまだ6.7%(BtoC)に止まっていることに違和感があるのですが、いずれにしろコロナの影響が長期化することで、この数字が閾値を超えることは近い将来明らかで、一挙にあらゆるカテゴリーでEC化が進みます。大手企業のECへの進出は小さい事業分野までもっと進むでしょうから、今まで市場を牽引してきた中小企業、ベンチャー企業は競争の激化で岐路に立たされることになります。

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