宅配ボックス利用率は1割未満=JADMA通販実態調査
日本通販協会(JADMA)がまとめた「第27回全国通信販売利用実態調査報告書」によると、宅配ボックスの利用率は8%と通販利用者の1割に満たないことがわかりました。
http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/2446
日常の受注処理を見ていると、「宅配ボックス利用可」の注文が結構多いように思うのですが、この調査はネット通販以外のも対象となっているので、全体で見るとまだこんな数字なんだと思います。
利用希望者は3割を超えているということで、ニーズと供給がマッチしていないことは明らかです。
最近のお客様は、コロナの影響だと思うのですが、対面での商品の受け取りを嫌がる方がいらっしゃいます。コロナ以前は宅配ボックスの利用は「不在時のみ」が当然でしたが、今では在宅していても「宅配ボックス配達希望」と備考欄に記入されている注文をよく見かけます。
宅配ボックスに比べるとコンビニ受け取りはあまり好まれていないようです。実際にコンビニや駅のボックスを利用する方はまだ0.7%しかいません。便利だけど使わない、というのは認知度なのか、利用するのに何か不便なのか・・・
コロナになって在宅率が上がり、不在返品、再配達の量は減っている、と受注処理の状況を見て実感しています。
また在宅率が下がるようになった時までに、宅配ボックスの普及や認知向上を行わないといけない。そのために通販業界全体が物流会社だけに任せるのではなく、業界を挙げて取り組む必要があるのだと思います。